HOME > 珍味知識館 > 珍味(スルメ)

珍味(スルメ)

スルメ1スルメ2スルメ3

イカの乾性品を全て「するめ」という。その主原料となるのがスルメイカである。
「する」は縁起が悪いとして飲食店などでは「あたりめ」ともよばれる。
海産物の干物の代表選手で、日本古来より保存食品として多くの人々に親しまれている。

スルメづくり

胴を裂き、内臓と眼球をとり除き水洗い。その後、くちばしは付けたままで縄や竹ざお等に掛けて日干しする。
九州地方でつくられるケンサキイカのスルメは色が゜白く「一番するめ」と称されるのに対し、スルメイカのスルメは色が濃く関西では「二番するめ」とよばれている。
また、スルメのなかでもアオリイカを原料にしたスルメは上等品といえる。

スルメの白い粉

スルメを貯蔵しておくと白い粉がふく。これは、ベタイン、タウリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒスチジンなどの混合物でイカ肉の中のエキスが乾燥によって侵み出してきたもの。
つまり、この白い粉はイカのうま味のもとといえよう。